2018年12月21日金曜日

カーボカウントの前に(1)

脳梗塞での入院している時とーちゃんは、
体が麻痺していたのでインスリンの自己注射、
出来なかったのです。

なので看護師さんに注射してもらうことになります。
食前と就寝前に血糖値の測定をして記録して、
担当の先生の指示書に従って、インスリンを打ちます。

その病院では、スライディング・スケール という方法で、
どのくらいの量を注射するか決めます。
 
スライディング・スケール表 イメージ 











   

この病院では、
1型の人も2型の人も同じ 糖尿病食 を食べます。

リハビリで機能回復しなければならない大事な時期に、
生きるに足る程度の食事量では、十分なリハビリ、
出来ない気はしましたが、
病院食は文句 言っても、変わらない。
でもまあ、
この内容の決まっている食事は、
インスリンの単位を決めるのに、一役買っていまして、
インスリン量の管理がしやすいという1面もありまして・・・

とーちゃんは、朝食・昼食・夕食・眠前の計4回、
インスリン注射を打ちます。

スライディング・スケールを使うのは食事前です。
とーちゃんが使っているインスリンは、超速効型のヒューマログ。
健常者のインスリン分泌のパターンと似た作用が期待できますので、
1型の人には超速効型がおすすめです。

糖尿病外来の先生から指示された、インスリンの基本単位。
朝・昼食時 9単位、
夕食時 7単位 でした。
これは病院の食事と、とーちゃんの体重と1日の総インスリン量をもとに、
導き出されたものです。

インスリン投与量の目安 1日分( 1型糖尿病 )、

体重 1kg 当たり 0.5 ~ 0.7 単位、 

とーちゃんの体重 =60kg 、
60 × 0.5 = 30 、
1日 30単位 。

朝9単位 + 昼9単位 + 夕7単位 = 25単位、
おや?25単位ですね。
足りない5単位は、眠前の基礎インスリン分。

とーちゃんの基礎インスリンは、
現在はトレシーバです。
トレシーバを5単位、寝る前に打ちます。

以前は、ランタスを使っていましたが、
ドカンと下がって、朝方に低血糖を起こすことがあったり、
日中午後には効きが悪くなって、血糖値が下がらなかったり、
扱いづらっかったので、先生に訴えたら、
変えてくれまして、今は良好です。

先生のコメント。
「 とーちゃんさんにはこっちの方が、
 合っていたようですね 」

人による、ってやつですか。
インスリンの配分だって、先生による、です。
相性の良い先生に当たるとよいですね。

さて、夕食時のヒューマログの単位は、7単位。

これが妥当な数字なのかを、
カーボカウントで考えてみました。

糖質10gあたりを1単位としたら、
7単位は、糖質70gに使用する量。

糖質70gの内訳を仮定して、あてはめてみます。
炊いた飯 150g= 糖質 55.5g
みそ汁  1杯  = 糖質 3g
メインおかず1皿 = ざっくり5g
サブおかず1皿  = ざっくり3g
デザート 1皿  = 3.5g

むりぐり 70g達成。
糖質の多い野菜の使用や、調味料にも糖質は入っているので、
きっと、70gくらいにはなっているでしょう。

この基本の単位は決まっているので、変えられないのですが、
食前に血糖値を測ります。
この時の血糖値は、100mg/dl だとします。

上記のスライディング・スケール表では、
血糖値 80 ~ 149 まで 0単位 となっています。
100mg/dl は、0単位 です。
この 0単位 は、基本の7単位に加算する単位数です。
7 + 0 = 7 。血糖値 100 の時は7単位ということです。

測った血糖値が150だったら、1単位の加算。
7 + 1 = 8  。8単位、打ちます。

指示された単位数が本当に適量なのかを、
検証してみました。
だって、何も知らなかったのですよ私。
1型糖尿病とか、インスリン注射とか、
知らないのに注射しないといけなくなって・・・

ググりました~
\(^o^)/ 

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