スライディング・スケール、
いじってみた。脳梗塞での入院時、指示されていたインスリンの単位は、
朝食・昼食時に、超速効型インスリンのヒューマログで 9単位。
手をうまく動かせないとーちゃんに代わって、看護師さんが注射してくれていました。
基本単位と、食前の血糖値に合わせて、追加する単位と。
スライディング・スケール表 イメージ |
基本の9単位は、食べもの用です。
食事で上昇する血糖値をおさえます。
そのほかに、追加のインスリンがあります。
スライディング・スケールでの加算。
測定した血糖値が 100 mg/dl なら、加算は0単位です。
基本の 9単位だけを、注射すればいいわけです。
測定した血糖値が 160 mg/dl だったら、
表の 150 ~ 199 mg/dl = 2単位を、基本単位に追加します。
基本の 9単位 + 表の加算 2単位 = 11単位。
11単位を食事の前に打ちます。
それから食事をします。
食事が終わります。
何も問題ありません。
問題はありませんが、少し分析してみましょう。
150~199 中の血糖値は、199 - 150 = 49 。で約 50mg/dl ですね。
その約 50mg/dl に対し、2単位のインスリンを足すのです。
なぜ足すのでしょう。
血糖値を下げるためです。
約 50mg/dl の余分な血糖値を下げたいからです。
約 50mg/dl を下げるために、2単位が必要だと、この表は言っています。
半分の25mg/dl なら1単位。
ふむ。
インスリン効果値は、約25mg/dl 。インスリン効果値? 。
1単位の超速効型インスリンで、低下する血糖値を、
インスリン効果値、と表現します。
上記では1単位で約25mg/dl 、下がることになっているので、
インスリン効果値は25、ということです。
150 ~ 174 の血糖値なら1単位の加算、
175 ~ 199 の血糖値なら2単位の加算、
200 ~ 225 の血糖値なら3単位の加算、
225 ~ 249 の血糖値なら4単位の加算、
というように、測定した血糖値が定量上がるごとに(上記は、約25mg/dl )、
定量のインスリン(上記では1単位)を加算していく方法が、スライディング・スケール法です。
看護師さんたちは、この表に従って、例外なく打ってきます。
誰が注射しても同じ単位で、わかりやすい表です。
深く考えなくても、簡単に単位を決められます。
とても、便利な表です。
ですが、上の表、血糖値 149 と 150 といった境界線近くでは、
いきなり2単位の追加なわけで、血糖値1mg/dl の上昇で2単位追加、
という事態となりまして・・・
むふふ?です。
上の例では、測定した血糖値が 160 mg/dl だったので、2単位の追加でした。
インスリン効果値は25。ならば、
150 ~ 174 の範囲内の血糖値である160 mg/dl なら1単位の追加、
としたいところですが、
どうでしょう?
以上。
スライディング・スケール、いじってみました。
自分に合ったやり方に出会えたら、うれしいですね。
ほほ。
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